はじめっからこの戦いには
勝者も敗者もなかった
(勝ちたくはなかったけど
負けるわけにはいかなかった)
二人にはあの時
〝幸せになり得ない道〟
しか選択の余地はなかった
(僕らは時間の座標軸を真っすぐに
進んで行くことしかできない…)
〝幸せ〟に思いを馳せることができるのは
この出来事が記憶の陰に隠されている刹那だけだ
君の無念さを思うといつも
いたたまれない思いに駆られる
(周りをも巻き込んだ熾烈な戦い
誰も悪くはないはずなのに…)
君たちが幸せになれるものなら
僕は喜んで礎にもなろう
でもこの戦いだけは絶対に
譲ることはできない…
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