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ピストンボタンインレイの交換
[NIKKAN IMPERIALE CORNET Bb]
オークションでgetしたケース付きのニッカン・インペリアル・コルネット。お安くgetできたのは、それなりの理由があったからだ。
↑最初のピストンボタンの状態
そのうちの一つ、ピストンボタンのインレイの剥離。(1stと3rdだから2つ?)
そもそも、NIKKAN IMPERIALE CORNETは、改造品とはいえ、
ピストンボタンインレイの交換
を過去に一度やってる。ということは、
(交換する前の古いインレイは捨ててなければある訳で、状態が悪くなければ使えるはず)と思い、心当たりの個所をごそごそとやると、あった!
↑古いインレイを入れた(2ndとの3rdボタンは入れ替えた)
当然、サイズもぴったんこで、そのインレイを空いてるとこにはめ込んで、しばらくは使ってた。
↑古いインレイ(左側3つ)と新しいインレイ(右端)
ただ、前に買った
インペリアル・トランペット
と違い、どうもインレイが不揃いだし、古いし、きれいじゃない。
←ピストンボタンからインレイを外した
とりあえず、残ってたインレイも含め、すべて外した。インレイの外し方については、
62.ピストンボタン(インレイの交換)[Piston Button Inlay (TR-134)]
のとこでやったのと同様に、 コーヒーポットに水を入れて少しずらして火にかけ、ポットの隙間から出てくるガスの炎を使った。
当然のことながら、最初、TR-134用に買った『*送料無料*[2点以上でオマケ付]茶蝶貝ディスク(素材パーツ) 13mm 30個セット*720 円』の残りの茶蝶貝ディスクが使えれば良いなと思って合わせてはみたが、ブカブカの状態。 (インペリアル・コルネットのピストンボタンには小さかった)
あと、何年も前に買って、大きすぎてサイズが合わず、使い道のなかった天然アワビ貝のインレイ3つが見つかった。
(もしかして、これが使えるかも…)削ってやれば使える!大は小を兼ねるのかもと思ったのだ。
←ピストンボタンとインレイ
一番上はピストンボタンで、接着剤はきれいに取り除いてある。
インレイは、上から、
1.NIKKAN IMPERIALE CORNET(改)から外した古いインレイ
2.大きすぎて使い道のなかった天然アワビ貝のインレイ
3.TR-134のインレイとして使った茶蝶貝ディスク
『2.大きすぎて使い道のなかった天然アワビ貝のインレイ』を削って使うことにした。
ちなみに、それぞれのインレイの径を測ってみると、
1.NIKKAN IMPERIALE CORNET(改)から外した古いインレイ
↑使ってたインレイ
13.9mmってとこか。
2.大きすぎて使い道のなかった天然アワビ貝のインレイ
↑少しく大きくて使えなかったインレイ(もう完成間近!)
13.9mm?これ2025年6月11日(12日に完成)の最後に撮ったヤツで、最初は15mmあった。完成間近…。
3.TR-134のインレイとして使った茶蝶貝ディスク
↑小さくて使えなかったインレイ
12.6mm。これはIMPERIALE CORNETのピストンボタンには、カパカパでハメ込めない!
さて、インレイを削るのに使った器具だが、
↑ピストンボタンと使ったヤスリ(インレイは乗せてるだけ)
百均で買ってきた(買ってた)ヤスリだ。左側の小さい方を使ってたが、
(これは効率が悪い!)って思い、右の大きいやすりを主に使いだした。前にも書いた通り、最初の天然アワビ貝のインレイの径は15mmあった。この周を、径が13.9mmになるまで削り込むという作業をする訳だ。
(学校に勤めてる時だったら、技術室に行ってグラインダーとか借りられたのに…)ひたすらガリガリやってると、そういった邪念も湧いてきた…。
↑主に使ったヤスリとビストンボタン(右2つのインレイはまだ入ってない)
上のティッシュはヤスリ上の削りカスを除去するためのもの
『ひたすらやってる』とか書いてしまったが、天然アワビを15mm→13.9mmに削った記録を取ってあって、
6月10日…3時間ほど(手が痛くなって止めた。はじめは小さいやすりでやってたが、途中から大きいやすりに替えた)
6月11日…3時間ほど(飽きて止めた)
6月12日…1時間ほど(終わって止めた)
2025年6月10日から始めて、6月12日に終わった。やすりだけで削って3日かかった。
となってる。手(特に指先)が痛くなるし、結構大変やった。
ヤスリをあててインレイの周囲を削っていくという作業よりは、
大きいヤスリを下に置いて、インレイをその上にあてて、削りながら回していく
というやり方の方が、自分としてはやり易かったので、ほとんどそうしたからだ。
↑完成!
ヤスリだけで何とかできた!ヤスリで削るデメリットは、『割としんどい』ってことと『とにかく遅い』ってことだが、メリットもある。『接着剤が要らない』のだ。インレイを3つ削ってはめ込んだが、少し削ってはハメてみて、ダメだったら、余計な出てる部分 (何度もやってれば、多分見てわかるようになる)を削るを繰り返していれば、
ちょうどハマった(押し込めた)瞬間に、インレイは抜けなくなる
のだ。(ちなみに、このアワビ貝インレイも何日もそのまま使えてるし、外れる気配はない)
→それなりに使ってきて、今日( Sep.1 '25)コルネットを置いた時に、一つ外れた。
金属(ピストンボタンの土台)とアワビ貝(インレイ)の熱膨張率も異なるはずだし、そのままで半永久的には使えそうにはないので、 接着剤等で接着しておくことをお勧めする。
自分も『気になりだしたら、もう少し削って、接着剤で固定しても良いかな』と思いだした。(今はまだ『ハメ込んだだけ』だけど…)
はじめに、グラインダーとかミニルーターとか使って大雑把に削ってから、手作業ってのが、一番合理的なのは分かるが、その場合は削り過ぎないことかな?
※ これによって生じる、いかなる不利益も補償いたしませんので、トライされる方は自己責任でお願いします。
(Jul. '25)
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