テニスラケットを購入する際、グリップサイズは、4+1/8インチ(G1:約105mm)、4+2/8(1/4)インチ(G2:約108mm)、4+3/8インチ(G3:約111mm)、4+4/8(1/2)インチ(G4:約114mm)となっている。長期に海外に居る友人は、自分と同じくらいの手の大きさなのだが、後半のサイズのラケットをいくつも持ってて、
「なんで、もっと大きいのにしなかったの?」って聞かれた。日本では、あとの2種類のものは店頭に置いてなかったりするのが実情だ。せっかく何本かラケットを借りて、何日か試打させてもらっても、
「このモデルではG1かG2しか置いていません。取り寄せになりますが…」とか言われて、数日後の試合には間に合わなかったりするのだ。
『グリップテープを巻いて調節すればいいや』ということになるが、厚手のグリップテープや何重にもグリップテープを巻いたラケットでは、やはり実際握った感触は違ってくる。(実際、友人のラケットのグリップと、自分のぐるぐる巻きのグリップは、確かに違っていた。当然のことだが『ぐるぐる巻き』では丸っぽくて、『しっかり握った感』が薄いのだ)
そこで、グリップチューブとバルサ材を使って、テニスラケットのグリップを太くした。バルサ材は量販店で購入したが、自分は、厚さ1.5mmのものと2mmのものを使って2本のラケットのグリップを太くしたが、2mmのものは裏表の2面だけでも、4mm大きくなり、サイドも2mmずつ大きくなっているのに加え、さらにグリップチューブの厚みもあるので、かなり太くなった感覚がある。グリップテープも普通のものでは巻ききれなくなるし、初めてチャレンジされる方は薄めのものがお勧めだ。
以下は、グリップチューブと厚さ1.5mmのバルサ材を使ってグリップを太くしたときの工程。自分が使ったものは、グリップチューブ、バルサ材、両面テープ、ハサミ、カッターナイフ、鉛筆、定規(片側アルミ:バルサ材を切り取るまたは切り目を入れる際、カッターナイフを添えるため)、両面テープ、湯(グリップチューブを収縮させる際使った)。

1.グリップテープをはぎ取る。(元のも含めて)
2.グリップの長さや、面の幅等を定規で測り、切り分ける図面を鉛筆でバルサ材に記入し、面数だけ切り分ける。グリップの下の方の折る部分には、少し切れ目を入れておく。
3.両面テープを貼って、切ったバルサ材を貼って行く。
4.白いのが両面テープ。順序はどうでもよいので、自分が貼り易いようにやって行く。
5.何枚かバルサ材を貼り付け、両面テープの白い紙をはがしたところ。グリップの下側のバルサ材には、貼り付けた側に少し切れ目を入れてある。(だから少し曲がってる)
6.バルサ材を貼り付けたところ。右の切れ目を入れた箇所で、バルサ材が折れ曲がっているのが分かる。
7.グリップチューブの装着。ワット数の大きなドライヤーを持ってないので、グリップチューブをはめて、コーヒー用のポットで沸騰した湯をかけて、チューブを収縮させた。多分、これが一番速いし、内部が濡れても乾くから大丈夫。ただ、流しでやる時には、同時に水を出しっ放しにしておく等、流しにダメージを与えないように。
8.グリップテープを巻いて完成!

『ぐるぐる巻きのグリップテープ』の時とは違い丸っぽい感じは無くなった。試しに、バルサ材&グリップチューブの状態で試打してみたが、滑って使えなかった。やはりグリップテープは必要。

これによって生じる、いかなる不利益も補償いたしませんので、トライされる方は自己責任でお願いします。(’20Sept.)

カテゴリー: 日記

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