過去に『愛の詩集』というメルマガをやってたことがあり、そのために作ったサイトが、『愛の詩』というサイト。現在、一番最初のメルマガが表示できなくなってるようなので、こちらで表示してみます。
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初めまして。発行人の森公宏です。
このたびは『愛の詩集』に登録していただき、ありがとうございます。
書きたいことはたくさんありますが、携帯ですし、ここで御託を並べるより、初回は名刺代わりに『私の大好きな詩』を一篇送らせていただいて、ご挨拶に代えさせていただきます。フランス象徴詩の代表格ポール・ヴェルレーヌの詩で、辞書片手に私が訳しました。この詩は英語の題名が付いています。今後共によろしくお願いします。

NEVERMORE(森公宏訳)

思い出よ、思い出よ。僕にどうしろというのだ。
あの秋、曇り空を横切ってつぐみが飛び
北風が調子っぱずれに歌う黄葉の森に
太陽は単調な光を投げかけた。

僕たちは二人っきりで夢見心地で歩いた。
彼女と僕と、髪の毛も思いも吹く風に任せて。
突然僕の方に愛くるしい眼差しを向け
《あなたの一番楽しい時はいつでした?》彼女は声を黄金のようにはずませる。

天使のように鮮やかな音色の中に甘く鳴り響く彼女の声。
控えめな微笑で僕はそれに答え
おもむろに彼女の白い手に口づける。

-ああ、青春の初花の何という芳しさ!
また魅力的なささやきの中
恋人の唇からもれる最初の「ええ…」の何と心ふるわせること!

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