近くの歯医者で診てもらって
「この歯は抜くしかありません。あとはブリッジくらいなので、イカンのを治療しても…」と見放されたので、数日後、ちょっと距離があったが、教え子の歯科医院に足を運んだ。
 医院は、『歯科医院』というよりは、おしゃれなカフェという佇まいで、入ってすぐにスリッパに履き替えることはなく(診療台で履き替えることはできる。土足のままでも可)、レントゲン撮影をした後、詳しい解説をしてくれた。
「先生、お久しぶりです。田澤です。8期生で、四井とか亀岡とかと同じ学年でした」自分は本当に教えたのか、定かな記憶が無かった(あとで確認したら、彼は化学&生物の選択で、物理は取ってなかったし…)ので、
「森です。よろしくお願いします。8期やったら、それなりにメジャーな年やね」とトンチンカンな挨拶をした。
「画像で見ていただいて分かるように、歯が折れてますね。黒い線があるでしょ。白い部分は密で、固いところ。逆に黒っぽいところは、柔らかくて詰まってない部分です。この歯の下の部分が割れてます。これは抜いた方がいいですね」『抜く』ということでは同じだったが、詳しく説明してもらえたので、状況もより詳しく認識ができた。
「いつ抜きましょうか」との質問に、
「抜くと決まったら早い方が良いけど、今日でもできる?」とカマをかけてみると、
「やれ言うんやったら、今からでもやりますよ」とのこと。もう午後7時(診療時間は午後6時半まで)も近かったし、
「いや、ごめん。言ってみただけ。今日は、テニスやった後やから、飲むモードになってるし…。まだ、抜く覚悟もできてないし、抜いた当日は飲めんやろ?」
「あははは…。2日はアルコールは控えて欲しいですね。じゃあ、別日でとりましょう」ということで、会計が終わって2日後に予約し、外に出ると自分の車だけが残されていた。
 『歯根破折』という言葉は知らなかったが、念のため『歯 割れた 治療』というキーワードでインターネットを検索してみると、結構な数の情報がヒットした。いくつかのサイトの情報を読んでいくにつれて、自分の歯に関しての今までの認識の甘さを痛感した。治療は抜歯後の『ブリッジ、入れ歯、インプラント』以外にも、『口腔内接着法』とか『意図的抜歯後、口腔外接着して再植』という方法があることも認識。
(自分の場合は、根っこの方が割れてるから、『口腔内接着法』はむりそうだけど、『意図的抜歯後、口腔外接着して再植』ならできるかも…)とか思ったから抜歯すると決めてた昨日、
「一昨日は(一杯)やりましたか?」の砕けた会話から、部分麻酔に入る前に言ってみた。
「破折を一応ネットで検索してみたら、抜いた後くっつけて、また戻す治療法とか出て来たけど…」
「ああ、再植ですね。条件によってはできますけど、数件やったことはあります」
「えっ!?じゃあ、やって見てくれる?ダメやったら諦めるし、余分に(お金が)かかっても良いから」
「分かりました。条件によっては、1か月くらいでダメになることもありますが…」高知のような田舎では、先端医療をやってるところは無いんじゃないかと諦めかけてたので、
(すげえ、勉強してるんだ!)と教え子の成長に感激!
 抜歯後、さらに詳しい画像を撮ってみて、土台の骨まで無くなっていることが分かり、
「これは何年も前から割れてたみたいですね。骨が無くなってます。今のままではインプラントもできないから、骨を作りましょう」ということで、結論としては最先端医療の施術は実現しなかったが、
「うん、出来んものはしゃーない。診察してくれた通りにする。信じてる!」
(ちょっと遠くまで足を運んだけど、良かった)教え子に頼もしさを感じた。
Aug.31 ’18

カテゴリー: 日記

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